誤字脱字からの脱出法
—0.1%しか見つからないエラーを確実に捉える
レベルの低い誤字脱字で自分の評価を下げていませんか?
誤字脱字(≒入力ミス・書き間違い)は「仕事でやりがちなミス」ランキングでは、堂々の1位になっています。
出所:【仕事でやりがちなミスランキング】男女500人アンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000041309.html(2021年9月25日)
誰しもがやってしまうミスではありますが、スライドに潜む誤字脱字、単語の揺れは「ダメな人」のレッテルを貼られてしまいます。
目に見えない地味な作業は大きな評価には繋がらないかもしれませんが、大きな減点には繋がります。
深夜0時をまわって、最後のエンターキーを気持ちよく押してスライドの作成が終了したら、やっと解放されたとホッとしてしまいがちですが、ここに大きな罠が潜んでいます。
もし、プレゼンしているときに誤字脱字があったら、意識がそこに向いてしまい、注意が削がれてしまいませんか?どんなに内容がよくても一瞬にしてチープな産物になってしまいます。
大げさではなく、誤字脱字に気づいた上司やクライアントは
わ、この誤字脱字気づかなかったんだ。この人に仕事を任せて大丈夫かな?どこかで大きなミスしないかな?
と、あなたに危険人物のフラグを立ててしまうことでしょう。
そんなもったいないことにならないよう、これからご紹介する方法をぜひお試しください。
誤字脱字からの脱出法
① 意識を変える
ざっと見ただけのチェックでは0.1%のエラーしか見つかりません。
自分が思っている「確認」(=さっと流すレベルのチェック)では、全体の0.1%のエラーしか見つけることができないのです。
確認したつもりでも自分で作成した資料なので、何が書かれているか、どのように書いたか、何を書きたいかを自分ではすべてわかっているので多少わかりづらかったりしてもスルーしてしまい「大丈夫フィルター」がかかってしまいます。
もし、誤字脱字があっても、勝手に自分の脳が補完してしまう現象が起きてしまうのです。
それを踏まえ「誤字脱字が無いか探す」のではなく、「絶対にどこかにあるはずの誤字脱字を見つけにいく」と意識を変えてみてください。
どんなに優秀なコンサルタントでも、一つのパッケージを作り上げるのにミス無しで作り上げることはできません。「どこかに絶対あるはずだ。」という意識で探しにいくと今まで見つけられなかったミスが見つかるものです。
② 印刷してみる
自分が作業しているいつもの画面での確認はほぼ意味がありません。
視線を変えてみましょう。そこで、さっきまではスルーしていたミスが浮かび上がってきます。紙で見ると、不思議なほどいろんなことが気になってきます。
誤字脱字、改行、文字の大きさ、、、。
1ページ1ページに赤が入っていく。
この作業をできれば3周してください。
残念ながら、そこまでしてもまだミスは残るもので、クライアント先でパッケージを開けたときに何故か気づくものなのです。
余談:ちなみにBCGでは。。。
余談ですが、BCGでは水色の色鉛筆で修正箇所をチェックしていました。当時は誰もがそうしていて、そういう文化なんだな。と理由まで深く考えていませんでしたが、今思えば、ペンだとインク漏れや滲み、時にはチェック中に手に付いてしまいそれが紙に。。。なんてことになり、他の資料やデスクを汚してしまう可能性があるからだったのかもしれません。
資料は汚れているだけで印象悪く価値を落としてしまいますから、そこまで考えて「水色の色鉛筆」を使っていたのだとしたら、そんな些細なことにも気遣いができるいいファームだったように思えます。
と、いうことで実際は「赤を入れる」のではなく水色を入れていました(笑)。
③ 音読してみる
これが一番大事だと言っても過言ではありません。自分の目で見て、自分の声を自分の耳で聞いてチェックしてみてください。
目で見て読むことと違って、音で聞いてみると意外な違和感に気づき、小さなミスも見つかります。
まとめ
ここまでしてチェックする意味ってあるの?と、思うかもしれませんが、これは人の気持ちに寄り添うことに繋がる大事なエチケットです。
ダブルチェックは決して加点にはならないのが辛いところではありますが、大きな減点を避けることができる大切な技術なのです。
参考動画:僕は誤字脱字王になる
BCG時代に経験したことを語りましたので、こちらの動画もお楽しみください。
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