戦略コンサルタントの”出戻り” 転職対策

はじめに

考えるエンジン講座の受講生に、著書 “「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術” について「仕事で役立った」「コンサル業務で役立った」「コンサル転職で役立った」そんなエピソードを聞かせてください。

とお願いしたところ、戦略コンサルタント経験者でコンサルティングファームへ”出戻り転職”をされた方で、現在は面接官として中途採用の選考に携わっている方にお話をお伺いしましたのでご紹介します。

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“出戻り” コンサルタントの転職対策

私は、事業会社 営業 → 戦略コンサルタント → 事業会社 事業企画 → 戦略コンサルタント という、コンサルタント出戻りキャリアの者で、戦略コンサルティングファームへ出戻り転職活動時に高松さんの著書  “「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術” を購入しました。

結果的に 1. ケース面接対策、2. コンサルティングファーム転職後のデリバリー、の両面で極めて有益な書籍でしたので、それぞれについて具体的にどのように活用し、どのような効果を実現したのか？についてご紹介したいと思います。

1. ケース面接対策

ケース面接対策に活用した “「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術” は大きくA面とB面に分かれており、A面がフェルミ推定、B面が問題解決ケースになっています。

 “戦略コンサルタント経験者の出戻り転職“という、ケース面接の要求水準が高い場合であっても、本書で学んだことを面接で実践できれば、まず間違いなく受かると思います。

私のようなコンサルタント経験者であっても、ケース面接で著者の言う“答えのないゲーム”を実践できる人は限られている感覚です。
“フェルミ推定で出した数字が実際に近いか？“や”問題解決ケースで提案する打ち手が実際に実施されているか？“という答え合わせなどよりも、面接での話し方・考え方のプロセスこそが重要で、そこで合否が決まることに気付かせてくれます。

加えて、“論点思考”もケース対策に極めてパワフルです。ケース面接の際、“フェルミ推定”や“問題解決ケース”の準備時間は3～5分しかない中で、MECEな回答では、浅い検討に終わり、正直落ちると思います。

本書で、限られた時間内で投下すべき論点を見つけ、狭く深く答えを出すことの大切さを学びました。

更に、重要な原則・考え方を述べるだけでなく、面接での思考プロセスや話し方といった、極めてプラクティカルな方法論に落とし込まれており、面接の場で非常に再現しやすくなっています。

再現するために“暗記”の重要性を強調しており、本書を暗記して、ケース面接対策（フェルミや問題解決ケース）で実践すれば、合格レベルは優に超えるものと思われます。

現在は、面接する側として中途候補者の方々のケース面接を担当することがありますが、本書の内容を実践できている方は、20人に1人いるかどうか、といった感覚です。 本書をマスターすれば、ケースで落ちることはほぼなくなり、面接の残論点をビヘイビア面接対策に絞り込めると思います。

2. コンサルティングファーム転職後のデリバリー

転職後、プロジェクトに従事する中でも、“答えのないゲーム”の考え方は極めてパワフルです。

“正解はないので、複数の案から1つを選択する”ことを徹底すると、無意識的に選択する行動がなくなります。マネージャーとの議論でもほぼほぼどんなテーマでも思考を回してあるので、ディスカッションパートナーとしてみなされます。

また、MECEから解放されたのも大きいと考えています。“浅く広く“検討し、中途半端なOアウトプットを出すのでなく、重要論点に絞り”狭く深く“検討したアウトプットで勝負することで差をつけられていると考えます。 転職直後のプロジェクトから高評価をもらえたのは、本書に記載されていた “答えのないゲーム” と “論点思考” のおかげと考えます。

まとめ

ここまで述べた通り、 “「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術” は、1. ケース面接対策 で受かるだけでなく、2．コンサルティングファーム転職後もパフォームできる、誇張抜きで私の人生を変えてくれた書籍だと思います。 本書籍のみでなく、高松さんの著書はどれもコンサルのレベルを引き上げてくれるものばかりであり、今後も、新刊が出る度に即購入し、社内で差をつけていきたいと考えています。

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「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術

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フェルミ推定をクリアしたら次は論点思考

コンサルティングファームへの転職にも、コンサルタントになってからも必要な「論点思考」を習得できる考えるエンジン講座。

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