立ち上がり期

コンサル流!「質問力」を押し上げる方法

コンサル流!「質問力」を押し上げる方法
—上司に質問するときの、「正しい質問の方法」とは?

ムダなプライドを捨てることが質問力向上への第一歩

晴れてコンサルティングファームに入社された方は、小学生のときから優秀!優秀!と拍手を浴び、大学は誰もが羨む一流校という方が多いのではないでしょうか?
激戦をくぐり抜けてコンサルティングファームに入社したのですから、優秀であることは間違いありません。でも、どんなに優秀であったとしてもちょっぴり緊張の面持ちで臨んだ最初のミーティングで驚愕することになります。

みんなが何を言っているか、、、わからない。
日本語を話しているはずなのに、何も頭に入ってこない。
皆のリズムに全くついていけない。

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―――――――どうしよう。。。

このように、ケース初日に途方にくれてしまうジュニアコンサルタント・アソシエイトは少なくありません。そしてこのとき、理解できない状況にもかかわらず

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こんな質問をしたら、バカだと思われるんじゃないか。。。

と幼少期から優秀道を歩んできたが故のプライドが邪魔をします。

ここで、プライドを捨てられるかどうか?がここから先のコンサルタントとしての道で、成長できるかどうか?に大きく影響します。

入社したばかりの会社でわからないことがあることは、コンサルファームでも当然のことです。周りにいるコンサルタントたちは幼少期から優秀であった上に、一流ファームに入社して、そしてさらにそのファームで鍛えられた人たちなのですから。その環境の中に入社したばかりのジュニアコンサルタント・アソシエイトはわからないことが溢れていて当たり前なのです。

まずは、ここを理解した上で、ムダなプライドを捨てることからスタートしましょう。

上司に「正しい質問」をするには?

上司に質問する際に、小学生のようにわからないことをただぶつけるだけでは、優秀とは言えません。上司の時間を潰してしまうのがもったいないという気持ちを持って、何がわからないのかをきちんと整理しましょう。

ただ、上司は質問してきてくれることは、ありがたいと思っていることも忘れずにいてください。ジュニアコンサル・アソシエイトである部下がどこまで理解できているかを把握することは仕事の効率を考える上で重要な情報であり、こればかりはどんなに優秀な上司であっても調べてわかることではありません。時には新しいインサイトを得ることもできて、一石二鳥となります。さらにコミュニケーションもできて一石三鳥とも言えます。

そのためにもまずは、2つの準備をしましょう。

質問の準備(1) 自分の理解度を整理する

自分がどれだけ理解できているのかを自ら知ってください。Google検索でわかるような単純なレベルのことは、自分で調べることから始めましょう。
そうしてひとつずつ丁寧に潰していくことによって、自分は何がわかっていないのか?ということを整理していきます。その上で上司に聞かなければわからない質問を整理します。

「そんなことくらいは、調べればわかるでしょう?」と言われるような質問で無駄に“ポンコツ” のレッテルを貼られないように。

質問の準備(2) 何がわかれば全体像が把握できるか整理する

ここがきちんとできていると上司に『わからないなりに考えてきたな』と思ってもらえるでしょう。上司は、「何がわかれば全体が把握できそうか」を常に考え、効率よく理解してもらうにはどうしたらいいかを考えています。そこを先に伝えてもらえると、『お、やるな』と思ってもらえるでしょう。

例えばこんな風に質問できれば、いいと思います。

○○さん、先程のミーティングのことなのですが、恥ずかしながら議論内容が全く理解できなくて。ちょっとお時間いただいてわからないところを質問させていただいていいですか?人事制度策定の具体論について、どうクライアントの佐藤さんに詰めていくか、という話なのはわかるのですが、先方の人間関係が全く把握できてないのと、どういう具体論なのかがわかっていないのと、今回やろうとしている具体論での課題がわかっておらず。今申し上げた3点を把握できれば、前回のミーティング内容は理解できると思うんです。

このように聞いてもらえると、質問される側も回答しやすいですし『お、ちゃんと考えているな』と思ってもらいやすいでしょう。

まとめ

わからないことは隠さずに、そして答えやすい質問の仕方を心がけましょう。
「こんなこと聞いたら。。。」なんて思ってしまっては、成長機会を逃してしまいます。質問をする内容を考えることにより、思考のトレーニングにもなりますし、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
まずは、ムダなプライドを捨ててわからないことは素直に質問する勇気を持って成長機会を掴んでください。

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