ジュニアコンサル/アソシエイトに立ちふさがる「壁」
-この壁の向こうにコンサルタントへの道がある
コンサルタントとの力の差はどこに?
コンサルティングファームに入社して、ある程度仕事がこなせるようになっても先輩コンサルタントとの力の差を感じてしまう日々。
ジュニアコンサル/アソシエイトである自分がその差を埋めるには、具体的にどんな思考に舵を切っていけばわからない方が多いと思います。
コンサルタントとして立ち上がるために、ひとつ階段を上る能力を身に付けていきましょう。
上司は「なぜ、そう言ったのか」を考える
ジュニアコンサル/アソシエイトであるみなさんは、これまでこんな場面に遭遇したことがありませんか?
ちょっといいかな?あのさ。。。
クライアントとのミーティングから帰ってきたパートナーが、これまでと方向性の違う話をし始めた。昨日と違うことを言っている。。。
こんな時、「また変更かよ、、、」とため息をついてしまっていますか?
それとも「はい!わかりました!」と引き受けていますか?
どちらの反応をしたとしても、ちゃぶ台をひっくり返された気持ちになって、今まで別の方向性で進めていたことが水の泡になるんじゃないかと、なんとも切ない気持ちになりがちです。
でも実は、こんな時こそコンサルタントになるための壁を超える思考のトレーニングができるチャンスなのです。
逆に、ここで立ち止まってしまっては、いつになっても優秀なコンサルタントへの道は拓けません。
ぜひ、この状況をポジティブに受け止めてチャンスを掴んでください。
上司との視座の違いを知る
上司に昨日までと違うことを言われて、オロオロする前に、まずは、自分と上司との視座の違いを知りましょう。
これを知ることで、ちょっぴり「イライラ」が解消されるはずです。
ジュニアコンサル/アソシエイトとコンサルタントの視座の差はこのくらい違います。
これを常に踏まえていると、日頃のイライラは少し解消されませんか?
自分が見ている景色と、上司が見ている景色がどれほど違うのか?を理解しておくと、気持ちが楽になると同時に次のステップに進めますので、頭の片隅にこの残像を残しておいてください。
「相手の思考プロセス」を考える
自分と上司との視座の差を理解していないと、「自分の思考プロセス」を相手に当てはめようとしてしまいがちです。残念ながらこれでは意味がありません。
上司との視座の差を知った上で、「自分だったらこう考えるだろう」ではなく、「なぜ、この人はこう考えるのか?」という思考にスイッチするのです。
簡単そうに思えるかもしれませんが、気を抜くとすぐ「自分だったらこう考えるだろう」という思考にすぽっと落ちてしまいます。 例えば、上司がこれまでと真逆のことを言ってきた場合、
クライアントからより良いインプットが入ったのかな?
と、想像してみましょう。
その上で、その自分が思いついた想像は辻褄が合っているか?と考えを巡らせてみてください。これが正解である必要はありません。
今までの状況や上司とクライアントとの関係性、ミーティングの内容など自分の頭の中にある材料をかき集めて考えてみるのです。「自分だったらこう考えるだろう」ではなく、「なぜ、この人はこう考えるのか」の思考の軸は決してブレないように気を付けて。
そして、考えがまとまったら、自分が考えた「どんな状況になったから、昨日とは違う方向に進むようになったのか?」を上司にぶつけてみてください。
上司への質問(=自分の思考)は間違っていてもいいのです。間違っていたとしても、今以上に議論は進みますし、新たなインプットも得られます。
上司も、二つ返事で「わかりました!」と言われて「ホントに理解できてるのか?」というモヤモヤを払拭することもできますし、目の前で部下の大きなため息を目にすることもなくなります。
そして何よりチームとしてのコミュニケーションも取れ、方向性を間違いなく共有できるというみんながハッピーなプロジェクトになるでしょう。
まとめ
上司に昨日までと違うことを言われて、「また変更かよ、、、」とため息をつく気持ちもわかりますし、「はい!わかりました!」とただ引き受けるのもとても可愛いいですが、もう一歩進んで「なぜ、この人はこう考えるのか」を考える癖をつけてみてください。
上司との視座の違いを知って、いい考え方の癖が身に付けば、自分の成長に繋がります。
相手の思考プロセスを考えられるようになり、みなさまが健やかにコンサルタントへの階段を上っていけますように。
参考動画:「辻褄が合うのだろうか?」という思考。を貴方に。この考え方はコンサル、プロフェッショナルな職場では基本。
まぁ、人生、ビジネスも “は?” と感じることが 少なからずありますよね。そんな“は?”な発言をされた時に、 どういう思考プロセスを回すと健やかか?を話しています。
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