ミスをしてしまった時の対処法
—どんなに優秀な人間でもミスをしない人生はない
誰でもミスは避けられない
コンサルティングファームだけに限ったことではありませんが入社してしばらくすると仕事にも慣れ、だいたいのオーダーに応えられるようになります。でも、日々の業務をする中どうしてもミスは避けられません。
ミスは誰でも悪気なくしてしまうもので、エン・ジャパンが実施したアンケートでも仕事でミスをしてしまった経験があると答えた人は99%となっています。
【仕事でミスをしてしまった経験はありますか?】
出所:『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果 https://corp.en-japan.com/newsrelease/2016/3298.html
注意力が足りなかったとか、上司の指示を理解しきれていなかったとか要因は様々ですが、起きてしまったことを過去に戻ってやり直すことはできません。
そこで今回はミスをしてしまったときの正しい対処法についてご紹介していきます。
ミスをした時の正しい対処法
人間なら誰でもミスはしてしまうものです。大事なのは対処の方法。どう受け止めて反省し、これからどうしたらいいのか?を正しく実践していきましょう。
ミスをしてしまったら「焦らない」
まず、ミスをしてしまうとオロオロ焦ってしまいがちです。ミスが判明した時点では、心が揺れてしまうのは人間なので仕方ないことです。でもそこで立ち止まらずに「オロオロTIME」はすぐに消化して、 焦らず心を穏やかにする努力をしましょう。焦って保身のために目先のごまかしに囚われてしまったり、言い訳をしたりしてはどんどん傷口が広がってしまいます。
ミスをしてしまってもうまくリカバリーできれば、あなたへの評価は「正しく対処できる」「機転が利く」「諦めない」という評価に変化しますので、焦らないことが重要です。
ミスをしても評価を下げないためにまず謝罪
ミスをしてしまったら、まずは関係している方々に謝罪をすることから始めましょう。これが遅れてしまうとさらに印象が悪くなり「二次災害」が起きてしまいます。
社会人のマナーとして何よりもまず、謝罪して誠意を見せることから始めましょう。
誠意ある謝罪をすることで、報告を受けた方は一緒に解決方法を見つけようという思考に切り替わりますし、上司なら自分では解決できないことに対して的確なアドバイスをしてくれることもあるでしょう。
ミスは時間が経つほど挽回が難しくなりますので肝心なのは早く報告して謝罪すること。
ミスが発覚した時点では自分でリカバリーが可能だと思っても、傷口が広がるリスクもあります。手遅れになる前に相談できれば、正直で誠意があり信頼できる人という印象になり、ミスをしたとしてもそこまで評価が下がらないものです。
ミスを繰り返さない方法
ミスをしたことにより影響ある人々への謝罪が済んだら、次に失敗の原因を分析しましょう。
同じ失敗を繰り返さないようにするには、どうしたらいいのか?と今後の対策を考えるのです。
成長できる人は決して「落ち込む」だけで終わりません。必要なのは落ち込むことではなく「反省」し、次に活かすことです。
ミスの原因を探ったら、上司や先輩にアドバイスを求めたり、自分がやるべきことの全体像を今一度メモに書き出して把握し直したりするなど、次に活かせる「反省」が必要です。 エン・ジャパンのアンケート結果によると、みなさん仕事でミスをしないために具体的に以下のような工夫をしているようです。
【仕事でミスをしないために、工夫していることは?】
出所:『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果 https://corp.en-japan.com/newsrelease/2016/3298.html
アンケート1位の「見直し&確認をしっかり行う」の効果的な方法については、こちらも参考にしていただくといいかもしれません。
このようにミス後の反省から学んだことによる行動の変化は様々ですが、どれも “純度” がこれからの成長のカギになります。
大事なのは反省の純度を高め、きちんとリカバリーショットが打てるか?なのです。
次回から同じ失敗を繰り返さないために「喉元過ぎれば熱さを忘れる」精神は捨て去って、反省の純度を高めていきましょう。
言い訳は時間をずらす
ミスをしてしまった時、どうしても無意識に頭に「言い訳」が浮かび、つい第一声が「言い訳」になってしまいがちです。でも、いきなり言い訳を聞かされたら、相手はどう思うでしょうか?
相手が受ける印象は “小賢しい人” です。
それでも、相手の怒りを鎮めるための言い訳をどうしても言いたいときは、時間をずらして言いましょう。
ミスをしてしまったら絶対に言い訳からスタートしてはいけません。ミスした焦りから、つい口から言い訳が出てしまいがちですが、ここは意識して注意したいところです。
まとめ
どんな仕事についても、ミスはつきものです。ミスをして落ち込んだり、自分を責めてしまったりはどんな優秀な人でもしてしまいます。でもそこで立ち止まらず、ミスもバネにして次に活かせる人がコンサルタントとしての成長が期待できる人です。
反省の純度を高めて成長し、次につながる働き方をしよう!と思っていただければ嬉しく思います。
参考動画:「あー、いるいる、そういう人」って見ながら叫んでください。
「反省」の仕方に人生が表れますよね。僕も気を付けてます。
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