考えるエンジン講座FORマネージャー

マネージャー向け講座

ケースリーダーとして、確固たる地位を築く黄金期

マネージャーとは

プロジェクトの実行責任者

BCGではプロジェクトの実行責任者を「ケースリーダー」と呼ぶ。一般的なタイトルで言えば、「プロジェクトリーダー(マネージャー)」か「プリンシパル(シニアマネージャー)」が担っている。

マネージャーの具体的な役割

プロジェクトの「スコープ」という名の「論点」=解くべき問いを設定し、タスクに落とし込む。

タスクも自由自在。分析ヘビーにするか?はたまたインタビューヘビーか?まで、当然、決められる。

メンバーのアサイン権限(または、MDと相談して決める)を持ち、当然、誰が、どのモジュール(タスク)をやるか?も決める。

プレゼンも先頭切って行い、経営陣にバシバシ、刺激あるメッセージを突き付け、時には炎上させながらも、議論を進めていく。

炎上した際は、「腕まくり」をして、メンバーのポンコツスライドを蹴散らし、まさに「ゼロ」から、パッケージ(資料)を作り上げる。

その先に、「ファーム」としてではなく「個人(バイ・ネーム)」として、プロジェクトのフォローを依頼される。に続く。

まさに、王様だ。オーケストラの指揮者と表現したり、プレイングマネージャーという方もいますが、僕は、この表現が気に入っている。ケースリーダーは王様だ!

陥りがちな「罠」

王様ゆえに、一歩間違えば、
斬首されるのがプロの世界

MDによる介入

クライアントの対面から、内密にMDに対して「あのマネージャー大丈夫ですか?できれば、変えて頂きたいです。色々、ご事情あると思いますが、宜しくお願いします」とクレームが入り、それが2度続けば、プロジェクトから、外される。

メンバーからの不満

新卒入社の “3年目” の子に「あの、マネージャー、まじ、使えないんだけど。そのクセ、マイクロマネジメントしてくんだけど」と、愚痴られ、挙句の果てに、「あのマネージャーのプロジェクト以外で」とスタッフィングチームに言われてしまう。

クライアントの御用聞き

クライアントの言いなり。まさに、「御用聞き」マネージャー。タスクは増えるが付加価値は増えず、メンバーから「これやる、意味は?」と言われても「お客さんが欲しいといったから」と答えるのみ。何より、クライアントからも “雑用係” と見なされる。

一国一城の主=プロジェクトを仕切る “王様” のケースリーダー。
権限も期待も、モチロン、報酬も高いだけあって、こんな状況に陥ってしまったらギロチンもある。
非常に厳しい立場で戦わなければならない。

ケースリーダー “3つの分類”

僕がBCGでマネージャーになった時に聞いた、シビアな現実の話をココでします。 マネージャー(含む、シニアマネージャー)が担う「ケースリーダー」は3つに分類される。 僕の表現でいえば、マネージャーの皆さんは3つの「箱」に分類され、ラベリングされている。

箱1(通称、一枚目)

どんなケースでも「ケースリーダー」ができる、マネージャー! 業界、テーマ問わず、どんな「戦略ケース」もできるマネージャー。それが一枚目である。 より具体的にイメージできように、例えば?のイメージを記載しておきます。

”箱1、一枚目” A氏

どんな業界・テーマの案件でも、どこで仕入れたのか数日後にはその道の第一人者の様に感じさせるA氏は、どんなケースでもリードできる ”箱1、一枚目” マネージャー。 最近もRFPが来た途端、土日に出社しデスクに大量の本を積み上げパラパラめくっては、誰かに電話をかけて ”電子部品業界のKSF云々…” について難しい話をし、週明けには綺麗に整理された論点構造と仮説をまとめたキースライドを仕上げてきた。 何を投げてもクオリティの担保されたパッケージ(資料)を仕上げ、クライアントとのディスカッションをリードする彼の社内評価は、既に他と一線を画している。

箱2(通称、二枚目)

ある領域(自分が今まで経験した領域)のケースなら「ケースリーダー」ができる、マネージャー! 業界は限られるが、その業界であれば、テーマ問わず、どんな「戦略ケース」もできるマネージャー。それが二枚目である。 より具体的にイメージできように、例えば?のイメージを記載しておきます。

”箱2、二枚目” B氏

銀行から転職してきた!マネージャー。 某メガバンクから転職してきたB氏は、銀行向けのケースをやらせたら何をやらせても安定感がある”箱2、二枚目“マネージャー”。 入社直後は、製薬向けの業務改善ケースの論点設計を任され、1週間経ってもPack作成ができず常駐支援PJに飛ばされたはずだった。 しかし、暫く経った後に銀行向けの提案作成に参画した事をきっかけに見違える様にパフォームする様になり、元々持っていた業界知見に加えて、論点設計・仮説導出などの基本動作が合わさり、銀行向けケースでは社内でも一目置かれる存在に。

箱3(通称、三枚目)

ある領域(自分が今まで経験した領域)のケースかつ、「インプリ(実行支援)」ならできる、マネージャー! 業界も限られるが、それ以上にテーマも限られ、「戦略ケース」はできず、あくまで、実行支援のみ。それが3枚目。 より具体的にイメージできように、例えば?のイメージを記載しておきます。

”箱3、三枚目” C氏

WBS作成、進捗状況把握、ロジ周りの調整など、プロジェクトの管理をやらせたら一人前なC氏は、フワッとしたお題を論点に分解して仮説設定してドライブしていく戦略ケースになると途端にパフォームできなくなる典型的な”箱3、三枚目“マネージャー。
評価会議の度に戦略ケースでのアウトプットの貧弱さが指摘されたものの、PMO案件限定で関与していく事を前提にプロモーション。
そんな彼には、今後も戦略ケースがアサインされる事は無いだろう…。

 

この差は当然、「戦略思考」があるか、無いか。

1枚目=箱1に最初は置かれたとしても、「戦略思考」が無ければ、プロジェクトをやる度に「評価」は見直され、2枚目=箱2、3枚目=箱3と移されてしまうのだ。

「戦略思考」を学びなおし、それをプロジェクトで活かし、不動の「1枚目」の座を手に入れ、まさに確固たる地位を築き、コンサルライフの黄金期にしませんか?


なぜ?、そんなマネージャーが生まれてしまうのか?‐コンサル多様化の弊害

マネージャー間格差が生じるコンサル業界の背景についてはこちらをご覧ください。


ケースリーダーのアップサイド

では、黄金期を謳歌できたケースリーダーの“アップサイド”、ご褒美とはどんなものが考えられるのか? BCG時代にもよく聞いたのが、

「ケースリーダーとして、プロジェクトを回せるようになったら、(コンサルとして)一人前」

という言葉。 だからこそ、ケースリーダーまでやり切ったあとのキャリアは輝かしいものになる。 先ほど、説明した「箱1~3」(一枚目から三枚目)に添って、その先のキャリアを説明しておこう。

箱1(通称、一枚目)

  • ファンドの「バリューアップチーム」への転職も見えてくる。報酬でいえば、5千万~7千万。
  • スタートアップも参画時点でCXOが見え、「どんな領域でも戦略案件ができる」ので、領域も限る必要がなく、「上場が見える」などスジの良いスタートアップを選び、転職することも可能。
  • そして、なにより、コンサルティングファームのMD!=マネージングディレクターを目指す、というか、ファームから「次世代のMDは君だ!」と発破をかけられる存在。

箱2(通称、2枚目)

  • 当然、2枚目も「領域を絞れば」1枚目と同じ恩恵を受けることができる。例えば、ヘルスケア領域であれば、スタートアップも当然、事業会社への転職も想いのままとなる。しかし、ファンドへの転職は見えてこないかもしれない。
  • 逆に「領域を絞った」ことにより、1枚目よりも「早く」MDになれる場合もあるのが、面白いところである。ので、前述した通り、「3枚目」から抜け出し、「2枚目」まで進化することが大事なのだ。

箱3(通称、3枚目)

  • もちろん、もともとコンサルタントのマネージャーまで昇進し、やってきているので、通常の年齢や他のキャリアの方に比べたら、段違いの案件が来る。
  • しかしながら、「MD」の道は閉ざされ気味だし、「戦略思考」の習得もしてないため、次のキャリアは「前職の延長線上」にならざるをえない。

 

なので、コンサルのマネージャーになれた時点で、「ある程度の勝ち」は見えている中で、更に、もう一歩、フルーツフルな「ご褒美」を得てしまいましょう!

僕が教えられること、提供できること

30分無料相談

① 無料相談

「30分無料相談」にて、今の現状をカジュアルにお話しながら、考えるエンジン講座を受講するべきか?を含め、ご相談に対応しております。

考えるエンジン講座FOR コンサルタント

② 考えるエンジン講座FOR コンサルタント

(無料相談実施の上)考えるエンジン講座では、事前演習(10時間)+「1対1の講座」にて、コンサル思考を伝授いたします。
コンサルタントの実力に応じて、より高みを目指すようカスタマイズしていきます。

無料相談前にも購入は可能です

③ 悪魔の働き方~OUTになる前に

こちらは「オンライン学習」となります。
コンサルタントとしての基本的な働き方を理解するための教材。
ご自身だけでなく、部下にも伝えたい「コンサルタントとして立ち上がる」一人前になるための「働き方」が詰め込まれています。

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④ 悪魔の働き方~マネージャーになる前に~

こちらは「オンライン学習」となります。
コンサルティングファームのマネージャーは、どのように頭を使い、働いているのか?を実務レベルで言語化しました。マネージャーを目指す方はもちろん、なった後も必読の教材です。

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⑤ 悪魔のコンサル働き方(続のつづき)~僕が“天才藤岡”から教えてもらったケースリーディング~

こちらは「オンライン学習」となります。
ケースリーディングにおけるクライアントマネジメント、MDマネジメント、メンバーマネジメントの具体的かつプラクティカルな指針にして唯一無二の教材。

無料相談前にも購入は可能です

⑥ 悪魔のSO-WHAT

こちらは「オンライン学習」となります。
「示唆」はコンサルタントとしての「武器」にも拘わらず、理解していない人が殆どです。なぜなら、「教えてくれる人も教材も」この世に無かったから。半年かけて、考えるエンジン講座でも「今まで教えていなかった事」を言語化しました。


以上が僕が皆さんに出来ることです。 まずは、「無料相談」にお越しください。

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