フェルミ推定の技術

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル61~70

BCGオファーの弟子に解いてもらった「フェルミ推定検定」の解答を添削しつつ解説します

はじめに

今回は、レベル61~70まで解説いきます。

正直、ドキドキしています。どのくらいできんのよ、ロータスよ。
あ、本名だとBCGから怒られそうだから、イメージでロータスとしています。
まだ、僕もさらっとも彼の解答を見てないので、まさに皆さんと同じ感じで、見ながら、一喜一憂しながら、解説したいと思います。

Youtubeでも「RBにオファーもらった弟子と、うちの天才CTOに解いてもらいました」というのをやりますので、ぜひ「考えるエンジンちゃんねる」を登録しておいてください。
いや、僕のモチベーションのために、登録してほしいです。

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「フェルミ推定検定」—問題

貴方は、何レベル?全部できたら、レベル99!

その名の通りですが、「どのくらい、フェルミ推定を理解しているか?」をクイズ形式で、というか、質問を99=レベル1から始まりレベル99まで出題していますので、ぜひ、考えてみてください。
※徐々に難しくなるようになっています。

「解答」を見てしまうと、分かった気になってしまい、 成長機会が薄れちゃうので、ぜひ、解説を読む前に、やってみてください。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル61~70

「フェルミ推定」の世界へようこそ。正直、コンサルタントだけでなく、全てのビジネスパーソンに身につけてほしいと思っています。ので、ぜひ、丁寧に勉強してみてください。 ということで、スタート。

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タカマツ

私もドキドキしてます。どんな回答が繰り出されているのか。
楽しみながら、いきましょう。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル61

【問題】フェルミ推定レベル61

では、ひと休み的なクイズを出します。
コンサルティングファームの中でフェルミ推定の比重が高い順に並び変えてください。

  1. BCG
  2. ベイン
  3. マッキンゼー
  4. ローランドベルガー
  5. DI
  6. S&
  7. アクセンチュア
  8. デロイトモニター
  9. CDI

【解答】フェルミ推定レベル61

②ベイン⇒①BCG⇒⑤DI⇒⑥S&⇒④ローランドベルガー⇒③マッキンゼー⇒⑦アクセンチュア⇒⑧デロイトモニター⇒⑨CDI

【解説】フェルミ推定レベル61

ケース面接は、まぁ、当然「受験勉強」の要素もありますから、徹底的に準備していくのは当たり前ですよね。だって、コンサルほど「ポテンシャル採用」な職業はないからね。
見方を変えれば「ある一定程度の学歴さえあればなれる可能性がある高給取りの職業」とも言えますからね。
しかも、しかもですよ、この視点を忘れてはなりません。
コンサル転職対策は「当然、コンサルタントになってからも活きる」どころか、落ちたとしても「今のビジネスにも活きる。事業会社のお仕事でも活きる」
だから、受かるとか落ちるとか気にせず、コンサルに行きたいなという気持ちが少しでもあれば、コンサル転職対策を始めるってある。
ということで、話しを戻すと、フェルミ推定が出題される順を僕の感覚で申します。

① ベイン
② DI
③ BCG
④ ローランドベルガー
⑤ S&
⑥ アクセンチュア
⑦ デロイトモニター
⑧ マッキンゼー
⑨ CDI

という感じですかね。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル62

【問題】フェルミ推定レベル62

フェルミ推定ばかりやっていると「因数分解=算数、理系の世界」と思いがちですが、そうではなく「国語、文系」的な因数分解もありますし、身に着ける必要があります。
それを僕は「理系の因数分解」「文系の因数分解」と呼んでいます。
では「直観力(直感力)」を因数分解、文系の因数分解をしてください。

【解答】フェルミ推定レベル62

「直観力(直感力)」=「観察力」×「知識量」×「経験量」

【解説】フェルミ推定レベル62

ロータス、いいね、よく頑張りました。
これは僕的な答えは以下でご紹介する考えるエンジンちゃんねるの動画を見ていただければいいとして、この理系的な、フェルミ推定的な因数分解だけでなく、文系の因数分解もできるようになると思考力は増してきますよね。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル63

【問題】フェルミ推定レベル63

フェルミ推定を説明するときに、殆どの人が「約」や「およそ」を付けますし付けたがります。
しかしながら付けてはいけません。
それは何故か?を「仮に付けてはいけないとすると」と思考を強制して素直に考えてみてください。

【解答】フェルミ推定レベル63

そもそもフェルミ推定は、未知の数値をおおよそで概算するものだから、「約」「およそ」になるのは当たり前でつけるだけ無駄だから。

【解説】フェルミ推定レベル63

ロータス、大正解。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル64

【問題】フェルミ推定レベル64

フェルミ推定を説明するときに「と、計算しました」とか「と、置きました」と言ってしまいがちですし、言いたがります。しかしながら言ってはいけません。
それは何故か?を「仮に言ってはいけないとすると」と思考を強制して素直に考えてみてください。

【解答】フェルミ推定レベル64

そもそもフェルミ推定は未知の数値を概算するものなので計算したというは当たり前なため言わない方がよい。また、「です。」と言い切る方が説得力があるから。

【解説】フェルミ推定レベル64

ロータス、大正解だぜ。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル65

【問題】フェルミ推定レベル65

銀座や六本木にあるような、クラブのおねぇさまと同伴する前に行きそうな高級鮨屋さんの年間売上を推定してください。

【解答】フェルミ推定レベル65

[席数]×[回転数]×[営業日数]×[1人あたり単価]
⇒ 10席×2回転×200日×2万円=1億円

【解説】フェルミ推定レベル65

ロータス、大正解です。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル66

【問題】フェルミ推定レベル66

では、先ほどの「銀座や六本木にあるような、クラブのおねぇさまと同伴する前に行きそうな高級鮨屋さんの年間売上を推定しなさい」のリアリティ・チェックをする場合、違う因数分解で解く必要があります。その場合、どんな方式を使うでしょうか?

【解答】フェルミ推定レベル66

原価や人件費などの必要コストをまかなえる金額かチェックする方式を使う。

【解説】フェルミ推定レベル66

ロータス、大正解。ここら辺はピンクボンにがっつり書いてありますので、まだな方はやっておきましょう。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル67

【問題】フェルミ推定レベル67

大学受験の大手予備校河合塾の売上を推定する上での「因数分解」を考えてみてください。その際、皆さんが経験した、または知っている「知識」をもりもりで詰め込むことを意識した因数分解をお届けください。

【解答】フェルミ推定レベル67

[講座受講料]+[模試受講料] =[校舎数]×[クラス数]×[1クラスあたり受講枠数]×[枠埋まり率]×[1クラスあたり受講料]



[高校3年生の人口]×[受験割合]×[年間模試受講回数]×[河合塾選択率]×[模試の受講料]

【解説】フェルミ推定レベル67

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タカマツ

ロータス、いいね、僕が転職エージェントとしてサポートした際にこの問題やりましたよね。

大手予備校、例えば、河合塾だとすると、彼らは何で儲けているのか?を考えることが大事ですよね。
そうすると、塊として「通常のクラス」に加えて「夏期講習、冬期講習」とそれと忘れてはならないのが「模試」ですよね。
その3つに気付けるといい感じになります。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル68

【問題】フェルミ推定レベル68

フェルミ推定は「答えの無いゲーム」ですから、出した数字に信ぴょう性をつける必要があります。そして、出た数字に信ぴょう性を付ける方法が2つあります。
一つは「別のやり方で解いてみる」といったリアリティ・チェックですが、もう一つは何でしょうか?

【解答】フェルミ推定レベル68

出た数値が本当だとすると現実と何か矛盾があるか確認する

【解説】フェルミ推定レベル68

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タカマツ

ロータス、それはそうだけど、それをどうやるか?って話なので、ちょいと答えとしては不十分ですよね。

ぱっと2つくらいやり方があります。
一つは「他の市場などと比べる」ってのがあります。でも、これはそもそも同じような業界なり、サービスの市場を知らないといけない。
ので、2つ目のこのやり方のほうがいいかと思います。
それは「最大と最小値」をうまく利用することになります。
因数分解した際に、もっとも論点となる因数を引っ張り出して 「多くてもこの位で、少なくてもこの位」っていうのを使うことで、ざっくり「この範囲のどこかにある」ってのを示してあげるのが得策となります。
例えば、コンビニの平均単価であれば「多くても1000円、少なくてコーヒー1杯の100円ですよね。」って感じでチェックしていきます。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル69

【問題】フェルミ推定レベル69

「田の字」の数字を作る際に、「0%」「25%」「50%」「75%」「100%」がナイスなのに、「30%」や「60%」はダメなのは何故でしょうか?圧倒的な熱量で語ってください。

【解答】フェルミ推定レベル69

「0%」「25%」「50%」「75%」「100%」については、周囲に誰も利用者がいない、2人に1人利用している、4人中1人または3人利用している、とイメージがつきやすいが、「30%」や「60%」は数字の根拠についてイメージが湧きづらい。

【解説】フェルミ推定レベル69

ロータス、その通り。田の字の値などで「30%」を使っている人はまだまだです。

「フェルミ推定検定」解答解説—レベル70

【問題】フェルミ推定レベル70

上級者になると、げ?と思える問題の一つが「タクシーの市場規模」です。
ということで、今回は「タクシーの市場規模」の算出方法というか因数分解を説明してください。

【解答】フェルミ推定レベル70

[タクシー台数]×[1台あたりの売上]×[営業日数]
=([都道府県数]×[タクシー会社数]×[所属タクシー数]+[個人タクシー数])×[乗車客数/時間]×[営業時間]×[1人あたり単価]×[営業日数]

素直に[タクシー台数]と[1台当たりの売上]から考える。
論点となる[タクシー台数]については、地域ごとにタクシー会社があるかと思うので、それをベースに個人タクシーの割合も考えて出す。

【解説】フェルミ推定レベル70

この問題は本当に難しいというか、今でも、僕の中で「おーーー、このやり方がBEST」 ってのを思いついてないので、ぜひ、皆さんの中で「このやり方、どうですか?」と送ってください。

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タカマツ

では、次の10問も見ていきますのでお楽しみに。


「フェルミ推定検定」問題はこちら


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フェルミ推定力が磨ける動画は今後も新規公開予定ですので理解をより深めるために、ぜひチャンネル登録を。


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