「世界で最初」の経営・戦略コンサルティング会社であるADLのHPを探索
各HPの探索を続けると、おおよそ、HPをパッと見たときに内容や、構成がなんとなくわかってくるのですが。。。
ADLのHPを初見でぱっとみると、「お宝」が眠ってる感が強いこのHP。
沿革をクリックしてみると、なんと年表に飛ぶことができるではないですか!
https://www.adlittle.jp/ja/about-us/history Arthur D. Little Japan HPより
社史が載っているコンサルティングファームって意外と少ないので、かなり貴重です。
社史を見てみると、なんと、設立の1886年から各年代で「キー」となった事柄が触れられていて、まさに「コンサルの博物館」と化しています。
“現代のコンサルティングの礎” を感じるADLの歴史
個人的にステキだなと感じたこのフレーズや、歴史をご紹介。
1907- “Other people’s troubles are our business”がADLのスローガンとなりました
https://www.adlittle.jp/timeline Arthur D. Little Japan HPより
1921- 豚の耳から絹の財布を作り、PR活動を成功させました。「豚の耳から絹の財布を作ることはできない(瓜のつるにナスビはならぬ)」という古い言い回しを反証したのです。この革命的な成果は、現在スミソニアン協会の収蔵品です。
https://www.adlittle.jp/timeline Arthur D. Little Japan HPより
これが社史の冒頭で記載のあった、Who says it can’t be done? の内容ですね。
1964- 現代的な意思決定分析のために現在広く使われているコンセプトの先駆けとなる『決定木分析(The Decision Tree)』が出版
https://www.adlittle.jp/timeline Arthur D. Little Japan HPより
現代へとつながっていく社史は、さまざまな角度から “現代のコンサルティングの礎” を感じる貴重なコンテンツでした!
ADLの特徴・基本思想
さらに、ADLのコンテンツを読み進めると、ADLの特徴・基本思想を描いたこの文章。
組織が人であり、人が感情をもつ限り、正しいだけの提言では企業は変わりません。組織に根付く不文律も考慮した、正しく且つ納得できる解の提供が、ADLの生命線です。
いいですよね。
組織に根付く不文律も考慮した、正しく且つ納得できる解の提供が、ADLの生命線。と、コンサルティングのあるべき姿、ファームの根幹となるスタンスを明示は、本当に襟が正される様な気分になります。
“Side-by-Side”、常に顧客とともにあること
https://www.adlittle.jp/ja/about-us/what-we-do Arthur D. Little Japan HPより
如何にすぐれた提言も、実行されない限りは画餅に過ぎません。クライアントの革新実現を真に目指すならば、提言の実行支援は、ADLが果たすべき役割として極めて重要です。
但し、企業の変革はその企業によってのみ達成されうることです。これより、ADLは自己の果たすべき役割を、クライアントに潜在する成長に向けたエネルギーを解き放つことにおきます。このための、ADLコンサルティングコンセプトが“Side-by-Side”。常に顧客とともにあること。ADLは“腹に落ちる”提言を追求しつづけます。クライアントのメンバーが、自社課題の解決を我がものととらえ、革新を主体的に追求し始める、これこそがADLがいざなうべきことと考えるからです。
組織が人であり、人が感情をもつ限り、正しいだけの提言では企業は変わりません。組織に根付く不文律も考慮した、正しく且つ納得できる解の提供が、ADLの生命線です。
「ADLの基本思想」
- 戦略と世界観の構築
- 人と組織環境の開発
- 経営と技術の融合
この記事をご覧になったコンサルタントの皆様、ぜひ一度ADLのHPを通じて、コンサルティングの歴史を感じ、襟を正し、充実したコンサルライフをお送りくださいませ!