BCGマネージャー時の葛藤と解決策
コンサルティングファームでマネージャーをしていると、クライアントの要望を外さないように広く!広く!と、してしまいがちですが、勇気を出して「狭く」を選択するが大吉。という話。
先に答えを言えば、「広く浅く」に逃げず、歯を食いしばって「狭く深く」を目指すが正解。
とにかく「広く」リソースを漁って、弱気になれば、クライアントからコテンパンにされてケースも炎上してしまいます。
「広く浅く VS 狭く深く」
クライアントからお題をもらい、論点を立てたら、次はリソース。この時、クライアントからの要望にできる限り、取りこぼしのないように “広く” やりたくなる気持ち、わかります。
けど、そうなると限られた時間の中で 実現させるには ”浅く” なりますよね?
そこで、ここでは、歯を食いしばって、”狭く深く” を選択する勇気を持ってほしいのです。
戦略案件では、いや、それに限らず、コンサルティングの世界では、”狭く”。その結果、”深く” なるんです。
コンサルティングの世界では「狭く深く」である理由3つ
理由その①
クライアントが求めているのは「予想を裏切る、期待を超える」ホームランのみ。
- クライアントから総スカンを喰らうという「三振をする」ことをビビると、完全に、「広く浅く」になる。
- そうなると、部下がやっても同じ感じやん!的、ウルトラツマラナイパワーポイントが生まれる。そして、外されます。
理由その②
「外してもOK」なぜなら、「深く」掘れることを証明することが大事
- 掘るトコロがズレただけで、それを合わせることができたら、深く掘れる!と分かってもらえれば、最後は勝つ。
- けど、「浅く広く」を続けても、「いつ、”面白い” のがくるの?」「いつまで、総花的なのが続くわけ?」となってしまう。そして、外れされます。
理由その③
「狭く」すると、チームのエネルギ量は2倍になる法則
- チームメンバーが3人いるなら、一人100だとして、総労力が300としましょう。「広く」と「狭く」では、総労力は変わるのです。
- 狭くすることで「これなら、全て掘れる」とゴールが見えるため、モチベーションがあがり、150%の成果がでる=450までいけます。
「広く浅く」に逃げない。歯を食いしばって「狭く深く」を目指す
いかがでしたか?部下へアサインするとき、つい色々知りたくて「広く浅く」指示をしてしまっていませんか?
もっと深く、動画で語っているので、ご覧いただき、多くの人が苦悩から抜け出してくれることを祈ります。
部下のパフォーマンスを120%活用出来るようなマネジメントを心がけましょ。